生徒さんが辞めていく理由と、その対策について書きました。
① レッスンが合わない、つまらない
→ その日レッスンに来ている生徒さんの一人一人に目を配って、
その人の個性や特性を把握することです。
それに合わせて、レッスンを進行してください。
もし、生徒さんの中で一人だけ
他の生徒さんよりうまく出来ない人がいても
置いてけぼりにせず、かつその人に劣等感を感じさせないような
レッスンづくりをするのも大事です。
私はいつも、「一人一人を大事にしながらも、全体が調和したレッスンにするには?」を考えています。
また、テンプレート通りのレッスンや、
自分が教えたいことだけを押し付けるような進行も
生徒さんにとっては「合わない、つまらない」レッスンになります。
こちらが生徒さんをちゃんと見るようにしていると
向こうもちゃんと「あなたから習いたい!」と思います。
あなたが生徒さんのことをちゃんと見ないで、
「自分のやり方について来てくれる生徒だけに教えたい」
というのは間違いですよ〜
先にあなたから、生徒さんに気配りを差し出してください。
② 先生と合わない
→ 生徒さんが先生と合わないと思う理由は、
圧倒的にコミュニケーション不足です。
あなたが、威張ったり偉ぶったり人を見下すような態度をせず
きちんとコミュニケーションを取るように心掛けていれば
「先生と合わない」とは思われません。
これを読んでくれている方で、大人数を教えている先生もいらっしゃるかと思いますが、
一人ずつに自分から挨拶をしたり、一言でも良いので声をかけたり、できることは絶対あります。
大事なのは、あなたから歩み寄りをすることです。
それでも合わないと思われるのであれば、それはそれです。
③ 引越し、転職、妊娠・出産、ケガ・病気
→ 物理的に通えない場合はどうしようもありませんが、
②で、コミュニケーションや信頼関係ができていれば、
帰省の際にレッスンに来てくれたり、出産後や回復後にまた通ってくれます。
私のスタジオでも、帰省の時にレッスンを受けに来てくれたり
出産後にレッスンに戻って来られたり、何年かぶりにまたレッスンに通ってくれる方も結構いますよ。
生徒さんは、レッスンで教わった内容は忘れますが、
どんな先生に習ったかは覚えています。
レッスンの内容も大事ですが、「誰から教わったか」というのも
生徒さんにとっては重要なポイントとなっています。
教室経営は、先生の気配りや心掛けで大きく変わります。
こちらから心を開いて、人間味がある運営をしてもらえればと思います。