体験レッスン後にほとんどの方に入会してもらうためのポイントについて書きました。私のスタジオは今8年目ですが、入会率は97%です。参考になれば幸いです。
① 体験レッスン前に、体験レッスンに来たきっかけや理由、あなたが教えているジャンルに対してのイメージをヒアリングする
→ 何を目的に来て、(あなたが教えているジャンルの)どんな所に惹かれているのかを聞いて、体験に来られた方からキーワードを拾います。
その出てきたキーワードを、体験レッスン中に体験させてあげます。
例えば、ダイエット目的のダンスレッスンなら、その動きがどこに効いていて、どう変化していくのかを明示してあげて、体感を体験させる。もしくは「カッコ良さ」を求めているなら、カッコイイを体験させます。
ヴォイトレなら、その人の好きな曲を使ってレッスンをしたり、好きな歌手がいるならその歌手が使っているテクニックを体験させてあげます。
ハンドメイドで、体験者が手先が器用でないのを心配しているなら、それをカバーできる方法まで教えたり、あなたの過去の作品を見てもらって成長の可能性を感じてもらうなどしてください。
② 丁寧に声を掛けて、褒める。そして、改善点も伝えて、体験レッスン中に上達したことを体験させる。
(大人数のレッスンでは難しいですが、このブログを読んでる方の大半は少人数のレッスンや講座をお持ちだと思うので、その視点でお話します。)
→ 先生が気に掛けてくれていると分かると、先生に対する信頼度がすごくアップします。そして、あなたのプロの視点から褒められると自信に繋がり、レッスンを続けようと思います。
プラス、体験レッスン中に小さなことでも上達させて「自分にもできた!」を感じてもらいましょう。上達させるということは、教え方が上手いと思われますので、ここでも信頼を得ることができます。
③ お土産を持って帰ってもらう
→ お土産はハンドメイド系なら製作してもらったものやプロのあなたが製作したもの、体を使うレッスンならレッスン中の動画など、入会の有無に関係なく渡せるものを渡してください。
インストラクターや講師業は、接客業です。お客さまに満足してもらって、「良い先生に教えてもらえたし、お得だね!」と思ってもらうことが大事です。
ですが、こちらが色々与えたから入会してもらえると勘違いはされないようにしてください。そんな打算的な先生には生徒さんはついてきません。
入会率が高い体験レッスンの条件をまとめると、体験者の要望を体験させる、丁寧なコミュニケーションで上達を体験させる、手元に残るものをお土産にする、です。
体験レッスンはただお試しさせるだけでは入会には繋がりません。お試し以上の価値を提供して初めて「入会してみようかな」と思ってもら得るのです。