レッスンに通い続けてもらいたいなら、生徒さんの前回より良かった所を褒めるだけで良いです。体験レッスンの場合だと、さっきより良くなっている点を褒めます。前回(さっき)から変わっていなくても、決して怒ったり、けなしてはいけません。
レッスンは接客業ですので、どんなジャンルであっても生徒さんに良い気分になってもらうことが必要です。
たとえ指摘する所があっても「まだまだです」「ちゃんとやっていますか」「あなたは間違っている」などと言っていると、あの先生は上から目線だ、人をバカにする、と陰口を言われ退会していきます。
良かった点を褒めるというのは、ただの接客サービスではなくて「私はあなたのことを見ていますよ」という信頼関係を示すためのものです。それは、相手が子どもでも大人でも同じです。
生徒さんに良くなってもらいたいなら、あなたのことを信頼してもらわなければなりません。
あなたにどれだけ経験や知識や経歴があっても、レッスンで生徒さんと信頼関係を築けなれば、あなたは「良い先生、良いインストラクター」ではないのです。
生徒さん(お客さん)を良い気分にさせて成長を促すことができるのが、良い先生・インストラクターだと私は思っています。