教室やスタジオを掛け持ちする生徒さんへは、差別や区別をせず、他の教室で教えていることは否定せず、その生徒さんの最大限能力が発揮できるように指導するだけです。
他で習ったことより、あなたの教え方のほうが技術の習得のために効率が良かったとしても、決してよその悪口を言ったり、よそを否定してはいけません。みんなが一番と良い思っている指導をしているのを忘れてはいけません。
もし掛け持ち先より、あなたの教室を専属として選んでもらいたいなら、悪口を言ってる場合ではないですね。生徒さんが先生を選ぶ基準は、最終的には人間性です。選ばれたいなら、選ばれるのに相応しい人間であるべきです。
そして、あなたに専属で習っている生徒さんを贔屓にしたい気持ちは解りますが、掛け持ちする生徒さんというのは、色々お金を掛けてでも上達したい意欲的な人です。その意欲に応えたいというのがプロのインストラクターではないでしょうか。
どんな生徒さんであっても、大切なお金と時間を掛けて来てくれることに感謝して、最大限の指導をするのがインストラクターの務めだと私は思います。
どうしても掛け持ちが許せないのであれば、その旨を入会時に伝えて、生徒さんに判断してもらいましょう。入会後に生徒さんを囲うような態度を取るのは卑怯です。
掛け持ちする生徒さんには罪はなく、ただ色々学んでみたいと思っているだけです。掛け持ちする＝あなたに価値がないのではありません。そこを解っておかないと、掛け持ちされることに損得を感じてしまい、ストレスになってしまうのです。
